[No.331] 2011/05/26 (Thu) 17:00
他人の苦を拾う
子供の頃から祖母や母に、クシが落ちていても
絶対に拾ってはいけないよと言われていました
クシなんて、滅多に落ちている物ではないし
拾う事自体、在り得ないと思っていました
15年位前だったでしょうか、それは息子の運動会の時でした
役員だった私は会場係で徒競走の準備で校庭に行きました
みんなが裸足で走る所に小さなクシが落ちていました
私は、生徒達がクシを踏んだりすると危ないと感じ
片付けようと思いそれを拾いました
そうなんです・・・クシを拾ってしまったのです
校庭にクシが落ちているなんて在り得ない様なはなし・・・
あぁ~何で拾ってしまったのかと後悔しました
でも、私は裸足で走る生徒達が危ないと思い拾ったので
神様も分かってくれるから何事も起こらないと信じました
それから3ヵ月後、やはり災難はやって来ました
借金の保証人をしてやった人が、いわゆる夜逃げをしてしまいました
当然、サラ金会社から連絡が・・・
主人と私は弁護士さんに相談に行きました
主人は逃げた人を責める事もなく、前向きに対処しようとしました
どう足掻いても保証人になった方が悪いのだから仕方ない!
帰り道、私は涙が止まりませんでした
だって、気が良過ぎて優しい主人を苦しめたから・・・
それから、私達が肩代わりして借金は全部返済しました
主人も私も以後、もうこの話に触れる事はありません
それにしても、あの家族は今頃何処で、どの様な暮らしをしているのでしょう・・・
先日、眠れぬ夜にそんな事を思い出してしまいました
主人と会社を設立して33年、様々な苦難がありました
主人も私も、あの苦境を良く乗り越えられたと思います
今迄、お互いの親兄姉や親戚、友達にも話した事がない現実の話です
時間が経った今だから、あの時の事が言えるのかも知れません
『クシを拾うと他人の苦を拾う』と言うのは本当だったのです
絶対に拾ってはいけないよと言われていました
クシなんて、滅多に落ちている物ではないし
拾う事自体、在り得ないと思っていました
15年位前だったでしょうか、それは息子の運動会の時でした
役員だった私は会場係で徒競走の準備で校庭に行きました
みんなが裸足で走る所に小さなクシが落ちていました
私は、生徒達がクシを踏んだりすると危ないと感じ
片付けようと思いそれを拾いました
そうなんです・・・クシを拾ってしまったのです

校庭にクシが落ちているなんて在り得ない様なはなし・・・
あぁ~何で拾ってしまったのかと後悔しました

でも、私は裸足で走る生徒達が危ないと思い拾ったので
神様も分かってくれるから何事も起こらないと信じました
それから3ヵ月後、やはり災難はやって来ました
借金の保証人をしてやった人が、いわゆる夜逃げをしてしまいました
当然、サラ金会社から連絡が・・・
主人と私は弁護士さんに相談に行きました
主人は逃げた人を責める事もなく、前向きに対処しようとしました
どう足掻いても保証人になった方が悪いのだから仕方ない!
帰り道、私は涙が止まりませんでした

だって、気が良過ぎて優しい主人を苦しめたから・・・

それから、私達が肩代わりして借金は全部返済しました
主人も私も以後、もうこの話に触れる事はありません
それにしても、あの家族は今頃何処で、どの様な暮らしをしているのでしょう・・・
先日、眠れぬ夜にそんな事を思い出してしまいました
主人と会社を設立して33年、様々な苦難がありました
主人も私も、あの苦境を良く乗り越えられたと思います
今迄、お互いの親兄姉や親戚、友達にも話した事がない現実の話です
時間が経った今だから、あの時の事が言えるのかも知れません
『クシを拾うと他人の苦を拾う』と言うのは本当だったのです

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